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ラジオ・タリファの系譜を継ぐイベリア半島の ”モリスカ“ たち

ラ・バンダ・モリスカ(La Banda Morisca)は、スペイン、アンダルシアのカディス地方を拠点とするヴォーカル、ウード、サックス、ベース、ドラムスなどからなる5人組グループ。

今回の投稿は、そのラ・バンダ・モリスカの3枚目のアルバム『Gitana Mora』の紹介します

「モリスカ」という言葉は、かつてイベリア半島にいたイスラム教徒の中で、半島に残留しキリスト教徒化した人々をさす言葉のようです。
ラ・バンダ・モリスカというグループ名は「モリスカたちのバンド」という意味ですね。

マグレブなどからのイスラムの影響を感じさせるアンダルシア地方の伝統的な音楽的遺産に、ロックなどの現代的なアレンジを加えています。
という紹介をするとワールド系のリスナーであればラジオ・タリファの名前がすぐに浮かぶわけですが、実際に海外のレビューを読んでもラジオ・タリファとの比較されていることは多いです。

彼らの1stアルバムは自主製作盤ということもあり、実質的には前作『Algarabya』がデビュー作のようなもの。
これまでの2作はあまり話題になってはいなかったと思いますが、今回リリースした『Gitana Mora』が海外のワールド系チャートの上位で見かけるようになりました。
地道なライブ活動が功を奏して知名度をあがってきたのかも

ここで彼らの動画を紹介

Personnels
Andres Tomas Rodriguez (drums)
Antonio Torres (saxophone, tarota, gralla)
José Antonio Cabral Herrera (oud, Moorish guitar, banjo)
José María Cala (vocals)
Juanmi Cabral (electric bass)
Belén Lucena (violin)

ラ・バンダ・モリスカは見たかんじは、基本はいろんな世代のメンバーが集まったグループみたい
ウード奏者、サックス奏者は40代以上なんじゃないかな。ドラマーとベーシストはまだ20代くらいのようですね。
ラ・バンダ・モリスカを聴くとヴォーカル、ウード、サックスが目立っていて、おそらくこの辺がメインメンバーみたいです。
ヴァイオリン奏者の女性はサポートメンバー的な扱いみたい。

イベリア半島をベースに活動するワールド系のグループってけっこうあって、フラメンコ色の強いオホス・デ・ブルッソとか、ケルト音楽っぽいカルロス・ヌニェスとか、バラエティ豊か。

そんな中でラ・バンダ・モリスカの音は、もうモロにラジオ・タリファ。なんといってもアラブ歌謡っぽいおじさんヴォーカルがカッコよいですよね。
ラジオ・タリファはどちらかというとプレイヤー志向というか、メイン楽器であるアラビックフルートとパーカッションのテクニックを聴かせるアレンジも多いのですけど、ラ・バンダ・モリスカはもうちょっとバンド・アンサンブル重視な感じですね。

海外ではラジオ・タリファの人気と評価は絶大でしたし、範囲を広げてジプシー・キングスとか、さらに言えば「マカレナ」とか、そういうラインがワールド系音楽の中に存在したと思うのですが、ラ・バンダ・モリスカも彼らの延長線上に位置するグループと言えるかも。