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マディソン・カニングハム ~ アメリカーナのニュースター ~

先日、マディソン・カニングハム(Madison Cunningham)というシンガーソングライターのweb記事をたまたま読んで彼女のアルバムを聴いてみたので、その感想。

彼女のが去年リリースしたアルバム『Who Are You Now』は彼女の1stアルバムになります。もう1年以上前のアルバムですけど、なかなか良いアルバムです。

彼女はローカルのギタリストであった父親からギターを習い、小さいころから曲を書いていたそうです。
フォーク、カントリーっぽいシンプルな曲調とはかなげな女性ヴォーカルに、そこにあまり主張しすぎないエレクトリックギターやドラムセットが加わるみたいな、そういう音楽。
こういうフォークっぽい音楽はアコースティックギターが使われるのですけど、彼女はフェンダーのジャズマスターをクリーントーンで使っているようですね。
この辺のギターの使い方とか曲調は、たとえば映画「マグノリア」で知られているエイミー・マンとか、そのエイミーをフェイバリットに挙げるBonnie Pinkとかを連想させます(Bonnie Pinkは初期のころのイメージですかね「evil and flowers」とか「Let go」とか)

自分の好みからいうとこういうジャンルがドンピシャなんだと思います。
こういうアルバムばっかり取り上げて、ひたすら「癒されるー」みたいな感想を書くのがわたしのブログの理想形なのかも。

ただ、このブログではあまりこういう音楽を取り上げることは少ないのですけどね。
Daughter of Swords というミュージシャンの『Dawnbreaker』というアルバムくらいかも。

最優秀アメリカーナ・アルバム賞

マディソン・カニングハムの『Who Are You Now』は、前回2019年のグラミー賞『最優秀アメリカーナ・アルバム賞』にノミネートされたということで注目を浴びたそうです。

それにしても『最優秀アメリカーナ・アルバム賞』なんてカテゴリがあるんですね。この部門がグラミー賞にはじめて登場したのは2010年。比較的新しい賞です。

「アメリカーナ」という言葉は最近では普通に使いますけど、あらためて考えるとなかなか捉えどころの無いジャンルですね。ジャンルという言い方すら正しいのかわからないし。
「アメリカーナ」というジャンルはたとえばブルースとかジャズみたいに一般の人が音をイメージできる特徴がある訳ではなくて、カントリー、ルーツロック、フォーク、ブルーグラス、R&B、ブルースなどの要素を取り入れたコンテンポラリーミュージックの総称になるようです。
「カントリーっぽいアメリカーナ」とか「ブルースぽいアメリカーナ」などいろいろ混在していて、カテゴリ分けとしてはあまり意味をなしていないように思いますね。

さまざまな音楽をベースにしたジャンルなので、ボニー・レイットとかエミルー・ハリスみたいなカントリー・ブルースっぽい人から、メイヴィス・ステイプルみたいなR&B/ブルースっぽい人、さらにはロス・ロボスみたいなロック・バンドまで含まれちゃっているので、話がややこしいですね。

ちなみにマディソン・カニングハムのアルバムだって、わたし知らない人に説明するなら「フォークロック」とか説明すると思いますしね。

ちなみに2020年の受賞はケブ・モ。ブルース寄りの人ですよね。
アラバマ・シェイクスなども「アメリカーナ」グループと言われることもあります。

グラミー賞だって、たとえばカントリーはカントリー、ブルースはブルースで個別に部門がある訳なので、「アメリカーナ」みたいなくくりじゃなくても、それぞれ別の部門にノミネートしてもらえば良いわけですよね。
グラミーのカテゴリ分けは、山のようにたくさんサブジャンルが生まれては消えていく印象ですけど、できるだけ(アルバム売上につながる)ノミネーションを増やしたいというマーケティングの側面が強いのでしょうね。

This is Americana

一般的には「アメリカーナ」はそういう意味らしいですけど、個人的には「アメリカーナ」という名前から連想するのは、ギタリスト、ビル・フリゼールのアルバムですかね。
ベースにヴィクター・クラウス(Viktor Krauss)、スティール・ギターにグレッグ・リーズ(Greg Leisz)などが参加して、リラックスしたカントリー・ブルースを聴くことができます。
ただフリゼールじたいは(たとえばポール・モチアン・トリオなど)もっと前衛よりのジャズな人というイメージでしたので、「でも聴きたいの、こういうのじゃないんだよなー」とは思っていましたが。

Rock/Pops
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サナコレ