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ミュージシャンが政治を語るべきではないのには、ちゃんと理由があるんだ

サナ
えー、最近ブログに吹き出し機能を追加したこともあって、ちょっと使ってみたくなって。
ブログでよくあるふたりの対話形式のページにしたいかなって思っています
よろしくお願いしますー
初の試みですね、どういういうテーマについて話しますか?
のの
サナ
日本では安倍首相が辞任したり、アメリカ大統領選挙が近いので
「ミュージシャンが政治を語ることについて」
についてちょっと話してみようかな、と。
サナ
数日前に、こういう記事を見つけたんですよね「ビリー・アイリッシュと政治」

サナ
ののっちは、これ読んでどう?
まぁ日本とはだいぶ違いますよね。ビリーってここまではっきりジョー・バイデンへの投票を呼び掛けているんですね。
のの
日本では芸能人がこういう政治の話をすることって少ないし。
SNSで発言する人もいるけど、テレビとか露出のあるところで政治的な発言する人はほぼいないし。
のの
サナ
まぁいまのアメリカでセレブが反トランプな発言をすることは特にノーリスクだと思うのだけどね
サナ
ただ別にいまではセレブがどの政治家を支持するかオープンにするのはそこまで珍しくないし、セレブの中でも民主党候補の中ではバーニー・サンダースとかエリザベス・ウォーレンの方がずっと人気だったような気はする
サナ
「いまさらバイデンおじいさんを持ち上げるのちょっとな」と思ってるセレブは多いのかも
それなのにビリーは民主党大会で演奏するみたいな大役を引き受けてしまったんですね
のの
サナ
まあビリー本人は細かいことあんまり何も考えていないのかも(笑)
サナ
「トランプ大統領は最悪」「わたしたちがいま立ち上がるべき」みたいなもやっとしたフレーズを言っておけばOKって思ってそう
サナさん、けっこうビリー・アイリッシュ嫌ってますねぇ(笑)
やっぱり政治的な発言をするミュージシャンが嫌いとか?
のの
サナ
ビリー本人は別にそこまで嫌いじゃないけど、、(笑)
ただまあ「セレブでありながら歯に衣着せぬ発言をするビリーは素晴らしい」みたいなこと言う「意識高い系」の音楽ファンやライターは嫌いかも
多いですね、そういう記事(笑)どの辺が気にいらない?
のの
サナ
うーん、きれいごとしか言わないし、その割に具体的にどうすれば良いのか言わないし、言ってることにバイアスがかかっているように思えることも多いし
(笑)たとえばどういう話で?
のの
サナ
まあいろいろあると思うし、ビリー・アイリッシュの話題を追っている訳ではないのだけど、たとえばいまググってみた例をあげると地球温暖化についての話とかね

サナ
この記事の中でビリーは、気候変動に対してどうすれば良いかについて
「自分たちのライフスタイルを変えて、航空機での移動を減らし、プラスチックの利用を減らすようにするということ」
って言ってる
(笑)
のの
サナ
航空機の移動を減らすって「みんな自転車とヨット使って!」とでも(笑)
ビリー・アイリッシュは新型コロナが無ければワールドツアーする予定だったと思うけど、飛行機じゃなくて船でまわるつもりだったのかな?
政治や社会問題に発言しても良いけど、変なこと言わないで!ってことですかね
のの
まあでも「芸能人が政治を語るな」という声はSNSでは根強いですよね
のの
サナ
この話題を話す前にこんなブログ記事を見つけたよ
けっこう的を射ているなと思ったのだけど

「アーティストの政治的発言」が嫌がられるのは「立派だと思っていた人が間抜けたことを言っているのを見たくない」というのが大きいよね。

あーー!
自分の感覚もこれに近いところはあるかな。やっぱりミュージシャンは政治や社会問題に対しては素人なんだし。
意見の違いとか以前に素人だからけっこうマヌケな発言もしてしますよね。
前に読んだweb記事では、ミュージシャンが政治の話題をしている時に「中田敦彦さんのYouTube大学で言っていたのですが、、」とか真顔で言っていたしてして、、
のの
サナ
それはひどいね(笑)
好きだったミュージシャンの無知な言動やマヌケなふるまいを目にするとかなり凹むよ。熱心なファンであるほど凹み方も激しいし。
村上春樹さんが小説で書いていた、「立派な王国が色あせていくのは、二流の共和国が崩壊する時よりずっと物哀しい」
サナ
今年は、きゃりーぱみゅぱみゅさんが「#検察庁法改正案に抗議します」で炎上した件とかあったけど
あればネットで拾ってきた事実誤認の内容満載の画像を貼ってしまったから謝罪・削除に追い込まれてしまった訳で、、
別にハッシュタグを付けて「私も抗議します」というだけだったら別に何の問題もなかったんだよね
でもこの話になるとかならず「ロックなどの音楽は常に政治的であった」「ミュージシャンは政治を語るな!なんて歴史を知らない無知なだけ」みたいな反論が来ますね
のの
サナ
かつてのパンクロックとか、(あまり知らないけど)日本の忌野清志郎さんとか、政治的な発言をしている例もあったのだろうけど、たぶんああいう発言の根底にあるのは「反体制」なんだと思うんだよね。
権威への反発みたいな?
のの
サナ
そうかも。
政策とかそういう細かな話ではなくて政府の存在そのものに反発していたんだ思うよ(まあ、ただのポーズだったかもしれないけど)
アナーキーですね(笑)「アナーキー・イン・ザ・U.K.」
のの
サナ
そうそう。
政府は自分たちから自由を奪う存在っていう意識があったんじゃないのかな。じっさい歌詞の検閲とか発禁とか、かつてはミュージシャンにとっては国や政府は敵対する存在だったのだろうし。
いまとはだいぶ状況が違いますね
のの
サナ
そう、だから「ミュージシャンは昔から政治の話をしていた」ってのはそれはそうかもしれないけど、中身はずいぶん違っていたんじゃないかな。
かつては、政権批判したとしてもそれは別に野党と交替しろ!とかいう意味でもなかったはず。
政治家なんてみんな悪人だ!って思っていた?
のの
サナ
そうじゃないかな。
だからいまのミュージシャンが「自民はやめて野党の〇〇党に投票しようぜ!」なんていうのは、そんなのぜんぜんロックじゃないんじゃないかなー。野党候補者だって政権を取れば権力者になる訳だから。
なるほどですね
のの
サナ
いま政権批判をしているミュージシャンは、けっきょくは権力の存在を認めたうえで「もっと国民により良いサービスを!」と言っている訳で、つまりは国にいまよりもっとスーパーパワーを発揮してほしい、と言ってる訳でしょ。そんなのかつてのミュージシャンの姿とはかけはなれているし
サナ
そういう感じで政治を語るミュージシャンに対してファンが感じる違和感はいくつもあって、理由もひとそれぞれなんだよね
サナ
なんか当のミュージシャンは、ファンが政治とか社会問題に関心が無いから聞きたくない、と勘違いしているみたいだけど
なるほどねー。アメリカではどうですかね?ビリー・アイリッシュがバイデン候補をプッシュして、そのメッセージって彼女のファンに響くのかなー?
のの
サナ
んー、無理かも(笑)
ビリー・アイリッシュのファンになるような年代はアメリカでもぜんぜん選挙行かないみたいだから
サナ
前回だって、候補がクリントンじゃなければ民主党が勝ってたような気もするし。
今回もバイデンじゃなければ確実に民主党が勝ってた気はするんだけどねー。
いったいだれが候補者をバイデンに決めちゃったんだろ。
サナ
まあでも現職だしトランプ大統領が勝っちゃうかも
じゃー私の予想はバイデン勝利で(笑)
のの
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