藤井郷子カルテットが再びライブを行う。さらにライブアルバムもリリースする
と、これはもうひとつの「事件」と言って良いんじゃないでしょうか。
音楽を聴きはじめた頃(今よりも熱心に音楽を聴いていたかもしれない頃)に藤井郷子カルテットのアルバムは本当によく聴きました。
カルテット最後のアルバム『Bacchus』がリリースされたのが2007年で、自分が聴きはじめたタイミングではすでにアルバムはリリースしていなかったわけで、自分としては「すでに活動を休止してしまった」グループと受けとめていた訳です。
そもそも藤井郷子さんはアメリカを拠点に活動されていたようですし、早川岳晴さんも最近では自身の音楽活動に力を入れているようでしたし。
2020年に藤井郷子さんと吉田達也さんのデュオアルバム『梅花藻』がリリースされていたのですが、これもピンポイントの活動だろうと思っていた訳ですが。
そんな中、2023年5月にはカルテットのうちの3人(田村夏樹さん、藤井郷子さん、吉田達也さん)で、天邪鬼という名義でアルバムをリリースしていました。
この天邪鬼のアルバムはかなりフリーインプロの色合いが強いアルバムでしたね。
その後に行われた藤井郷子カルテットのツアーを観に行くことはできなかったのですが、神戸ビッグアップルのライブは配信されていたので、そこで観ることができました。
カルテットの動画って過去のライブを含めてほとんど観ることができないので、貴重です。MCの雰囲気も和やかでライブ行きたかったなあ。
ただこの配信じたいは(視聴者の方がコメント欄で訴えていたように)ピアノの音が全く聴こえなくて、、、新曲も演奏していたのですがそこはちょっと残念だったかも。
そして2023年7月23日の江古田Buddyでのライブを収めたのが『After Fifteen Years, Live at Buddy』
これはBandcampのみの配信のようです。
収録曲はこれまでのアルバムに収録されている既出曲で、新曲は収録されてないようですね。
新曲中心のスタジオアルバムも出たりするのかな?
カルテットの演奏はというと、、あ、はい、最高です。もう最高です。
余談
それにしても2023年という年は、シャクティだったり、ピーター・ガブリエルだったり、むかし熱心に聴いていたアーティストの新録がたくさん聴けるという、ちょっと珍しい年になりそうですね
(そういえばシャーデーもアルバムリリースしているとか)