今回選んだのは、新しめのジャズの話題になると良く名前を聴くRobert Glasperの『Black Radio』(2015)です
に曲ごとにゲストが加わるというスタイルです。
それでは聴いていきます
ロバート・グラスパー【聴いてみた】
1曲目「Lift Off」
いきなりヒップホップっぽいトラックにポエトリーリーディングっぽい語りがかぶさります。コーラスなども重ねられてR&Bっぽい雰囲気も。ふんふん、これが噂のロバート・グラスパーですか。
2曲目は『Afro Blue』
エリカ・バドゥがヴォーカルで、フルートとエレクトリック・ピアノが印象的なオシャレジャズみたいな感じ。オシャレだけど、うーん、、地味?
3曲は『Cherish the Day』
レイラ・ハサウェイによるSadeのカバー。Sadeは大好きなので期待大です。
聴いてみて悪くないと思うのだけど、レイラ・ハサウェイによるSadeのカバーという以外に取り立てて聴きどころが無いような、、
それにしてもSadeはジャズメン人気がありますね。ウェイン・ショーターは「たまに無性にSadeが聴きたくなる時がある」と言っていましたし、David Sanbornは『Pearls』をカバーしていますし。
4曲目『Always Shine』はラッパー入り ヒップホップのバックトラックをピアノトリオで表現しようとしているのだけど、実はピアノは要らないんじゃないかという気になってきますね
この辺からちょっと聴くのが苦痛になってきたのでスキップ(!)して
8曲目ミシェル・ンデゲオチェロ『The Consequences Of Jealousy』
ミシェルが囁くように歌うスローな曲。途中でチリチリと電子音みたいなヒス音が流れてその上にエレクトリックピアノの音がかぶさる、、んんーなんか微妙です。
ここでストップボタン、終了。
(ぜんぶ聴いてないけど)感想
というわけでアルバム通して聴くのもちょっと断念してしまいました。
おそらくエリカ・バドゥとかモス・デフとか、このアルバムにゲスト出演しているミュージシャンが好きな人は気に入るんでしょうね。
そもそもわたしは新しめのヒップホップはさっぱり聴けないので、、
まぁでもこういうアルバムがグラミーを、しかもベストR&Bで賞を獲るというのはちょっと意外でした
この『Black Radio』を聴いていてわたしが「ヴォーカル入りならこういう風な演奏だったら良いのにな」と思ったのは
Sade『Lover’s Rock』とか
David Sanborn with Lizz Wright『Don’t Let Me Be Lonely Tonight』
「ロバート・グラスパーのアルバムと全然違う、比べるものじゃ無い」と言われるのかもしれないのですけどね。
(この文は旧はてなブログに書いたものをリライトしたものです)